由志園

松江市八束町・大根島にある由志園は、
牡丹と高麗人参で有名な
池泉回遊式の日本庭園です。

斐伊川や宍道湖、中海、大山など、
園内各地で山陰の風景を
模していることから
「出雲の國の箱庭」
と呼ばれています。


牡丹の館


庭園デザイナーの石原和幸氏の
プロデュースで、一年中、
牡丹を見ることができます。

全国一の牡丹苗の生産地である大根島。
かつて大根島は、水田や農地が少なく、
養蚕と漁業以外に産業とよべるものが
ありませんでした。

そこで昭和30年代に、島の女性達が、
全国へ牡丹などの苗木を
津々浦々まで売り歩く、
行商に出かけました。

その結果、大根島の牡丹の花が
全国的に知られるようになり、
大根島は牡丹の花の島として
有名になりました。

現在では年間で約80万本、
500種類以上の牡丹苗が生産されており、
海外への輸出も盛んに行われています。

牡丹が旬を迎える
毎年4月下旬から5月上旬には、
赤・白・ピンク・紫の
カラフルな牡丹が
牡丹庭園を彩ります。



また、GWの期間には、
3万輪の牡丹が広大な池泉の水面を
埋め尽くす豪華なイベント
「池泉牡丹」が開催され、
多くの観光客で賑わいます。



 

竜渓滝

出雲神話の八岐大蛇退治を
イメージした滝で、大根島の「島石」を
使用しています。


雲州人参(高麗人参)

大根島のもうひとつの特産品
「高麗人参」。

松江藩6代藩主 松平宗衍が
財政危機の松江藩を救うために、
1760年に藩士の小村新蔵に
江戸の藩邸敷地内で
栽培を始めさせました。

1773年に新蔵は松江に戻り、
東津田村(現在の松江市東津田)で
栽培を始めます。
しかし、成果を挙げることができず、
新蔵は寛政11年(1799年)に死去。

松平宗衍の息子で
松江藩7代藩主 松平治郷の
命令により、
新蔵の息子・茂重が
栽培を受け継ぎます。

茂重は、すでに高麗人参の栽培が
成功している日光へ修行へ行き、
ここで高麗人参の栽培法と
加工法を身につけます。

修行を終え、松江に帰郷すると、
古志原村(現在の松江市古志原)に
場所を移し、松江での栽培を
再開します。

古志原村は、高麗人参栽培に
適した土質であったことから、
良質な高麗人参が育ち、
ようやく、松江での栽培に成功しました。

1816年に幕府が海外へ諸藩からの
高麗人参の輸出を許可したことから、
松江藩は地元の高麗人参を
世界に売り出します。

海外では、出雲地方で栽培された
高麗人参は、
世界のトップブランドとして
知られる存在になり、
出雲の別名(雲州)から
名前をとって、
「雲州人参」とも呼ばれるように
なりました。

この結果、松江藩は財政が回復し、
裕福になりました。

かつては松江藩の広い範囲で
栽培されていましたが、
明治以降は、
ほとんどの栽培地が
消滅してしまいます。

ところが、湖に囲まれた
大根島の土壌は、
海底火山の噴火により、
ミネラルなどの栄養分を
豊富に含んでいるため、
高麗人参の栽培に適しており、
現在でも受け継がれています。

由志園の入口には、
かつて松江市寺町にあった、
人蔘方役所の長屋門が
再現されています。

この門は現在でも、
屋根の一部が
白潟天満宮から
約100m東のところに
残っています。
(白潟天満宮のページはコチラ。)


ここでは、江戸時代から
受け継がれている技術で、
大根島で栽培された雲州人参を
加工しています。


また、園内には
雲州人参の歴史を
詳しく紹介する
「雲州人参ミュージアム」が
併設されており、
ミュージアムの隣にある茶房
「一望」では、
高麗人参を使用した
お茶やコーヒー・ソフトクリームを
庭園の池泉を眺めながら
楽しむことができます。


写真は、「抹茶風高麗人参茶」。
「高麗人参羊羹」付きです。

大根島の名産品である高麗人参を
「茶の湯スタイル」でいただく、
お茶と和菓子の街、
松江ならではのメニューです。


園内の売店では、
高麗人参のアイスクリームや
ドリンク・スキンヘア商品、
牡丹をあしらった
饅頭や煎餅・ハンカチなどの
由志園ならではの商品が
充実しており、
お土産におすすめです。


写真は、由志園名物
「ぼたんまんじゅう」。
牡丹の形をした
可愛らしいお饅頭です。

朝潮や粒あん、チョコなどの
様々な味がありますが、
その中でも写真の左のカスタード味は、
10月〜4月にのみ販売される
期間限定商品です。

ふわふわのカステラ生地と
濃厚なカスタードクリームが
絶妙にマッチしていて、
とても美味しいです。

1年を通して様々なイベントが
開催されており、
夏には庭園が
涼しげな霧で包まれる
「霧の日本庭園」が、
秋には「紅葉ライトアップ」が、
冬には冬牡丹とクリスマス・お正月を
テーマにしたイルミネーションが
楽しめます。

 

 


 



施設情報

営業時間
10:00~17:00

休園日
12月30日・31日

※夜間ライトアップなど
季節のイベント開催時には、
営業時間が延長される
場合があります。

入園料

  レギュラーシーズン ハイシーズン ベストシーズン
一般 800円 900~1,000円 1,200円
小中高生 400円 450~500円 600円
幼児 無料 無料 無料

 




由志園 公式サイト


由志園へのアクセス

松江駅から

6番のりばから 八束町行きに乗車
八束町・由志園入口下車
約50分 700円 徒歩5分

松江城から

県民会館前バス停から 八束町行きに乗車
八束町・由志園入口下車
約40分 630円 徒歩5分


松江だんだん道路 西尾ICから
車で約20分 約10.5㎞


由志園から出発

 



由志園周辺の観光案内