出雲国府跡・出雲国分寺跡

出雲国府跡


八雲立つ風土記の丘から
徒歩約20分のところにある出雲国府跡は、
今からおよそ1300年前の奈良時代初めに
作られました。
奈良・平安時代の出雲国の
政治的中心地で、現在でいう県庁や
市役所の役割を持っていました。

出雲国府の所在地は長らく謎と
されていましたが、
発掘調査により整然と並ぶ
奈良時代の建物跡や、文書行政が
行われたことを示す木簡、
墨書土器などが見つかり、
出雲国府がこの松江市大草町に
あったことが判明しました。

また、2015年~2020年度に
行われた発掘調査では、
奈良時代の甲冑を構成する
小さな板状の部品
「小札」(こざね)が
島根県内で初めて
発見されています。

出雲国府跡へのアクセス

風土記の丘入口バス停から徒歩で約15分


 

出雲国分寺跡


奈良時代に聖武天皇の命によって
造られた国分寺跡で、発掘調査により
南門・中堂・金堂・僧房などの跡が
発見されました。

現在は礎石などが置かれ、金堂・講堂
・僧房などの伽藍配置が復元されており、
ここで発掘された瓦・須恵器などの
出土品は、八雲立つ風土記の丘資料館に
展示されています。

出雲国分寺跡へのアクセス

武内神社前バス停から徒歩で約10分
東松江駅から徒歩で約25分