月照寺

松江藩主を務めた松平家の廟が
納められている古刹で、
初代直政(なおまさ)から
九代斉貴(なりたけ)
までのお墓があります。

もともとこの地は、
洞雲寺(とううんじ)という
禅寺でしたが、
長い間荒廃していました。

寛文4年(1664年)に
徳川家康公の孫に当たる
松江藩初代藩主・松平直政公が、
生母・月照院の霊牌を
安置するために、浄土宗の
「蒙光山(むこうさん)月照寺」
として改称復興しました。

直政公の没後、二代綱隆公が
父の遺命により境内に廟を造り、
山号を歓喜山と改めます。

それ以降、9代にわたり
藩主の菩提寺になりました。

墓所と廟門は当時のものが
ほぼ完全な姿で残っており、
1996年に「松江藩主松平家墓所」として
国の史跡に指定されました。

「山陰のあじさい寺」として有名で、
特に6月中旬からはあじさいの花が
所狭しと咲き誇ります。



初代藩主・松平直政公墓所

徳川家康公の孫である
松平直政公のお墓です。
境内で一番大きいお墓です。



第7代藩主・松平治郷
(不昧公)墓所


松江に茶の湯文化を広めた
大名茶人として知られている
松江で一番有名なお殿様
第7代藩主・松平治郷
(不昧公)のお墓です。

廟門には、彼の好物である
ブドウが透かし彫りされています。


 

 


寿蔵碑(大亀の石像)

6代藩主・宗衍の墓所にある
寿蔵碑の土台となっている大亀で、
宗衍公が50歳の時に、
息子である不昧公が
父の長寿を願って建立したものです。

松江をこよなく愛した
小泉八雲の随筆
『知られざる日本の面影』に
登場しました。

夜な夜な松江の街で
暴れ回るこの大亀を
亡くなった藩主の功績を
彫り込んだ石碑を
背中に背負わせて、
この地にしっかりと
封じ込めたという
伝説があります。


この大亀の頭をなでると
長生きできると
いわれています。


 

 

施設情報

参拝時間
10:00~16:00
※6月は8:30~17:30

拝観料

大人・大学生 500円
中学生・高校生 300円
小学生 250円

※団体30名以上1割引

☆また、書院では、
庭を眺めながら
抹茶とお菓子
(風流堂の銘菓「路芝」)が
楽しめます。

※団体の方は事前に
予約が必要です。

月照寺 公式サイト

月照寺へのアクセス

松江城から

国宝松江城大手前バス停から
ぐるっと松江レイクラインに乗車
月照寺前 下車 約10分 210円

県民会館前バス停から
恵曇(えとも)行きに乗車
月照寺入口 下車 約10分 160円 徒歩8分

松江しんじ湖温泉駅から徒歩で約10分



月照寺から出発