松江大橋

松江の中心地には、南北を分断する
大橋川が流れています。
その大橋川に架かる4つの橋
(宍道湖側から 宍道湖大橋
・松江大橋・新大橋・くにびき大橋)
の内、一番歴史のある橋が、
この「松江大橋」です。

北詰


南詰


現在の橋は17代目で、
初代の橋が出来上がったのは、
江戸時代の1608年。

それまでは竹でできた橋で、
道幅も狭かったそうで、
松江藩の初代藩主・堀尾吉晴公が
松江城を築城する際、
馬や荷車で資材を運ぶために、
この橋を造ったとされています。

源助公園


初代の橋の建設は、
洪水や軟弱な地盤に悩まされる
難工事でした。

そこで川の怒りを静めるために、
「源助」という名の一人の男を
生きたまま橋脚の下に埋めて、
人柱にしたといわれています。

南詰には、
この橋を架けるために
犠牲となった
源助を供養する公園
「源助公園」があります。

この伝説は松江を愛した文豪、
小泉八雲も興味を示しており、
「知られぬ日本の面影」の一章
「神々の国の首都」の中で
紹介しています。

また、この公園には、
ベンチのような大きな石
「大庭の音のする石」が
設置されています。


たたくと鐘ような音が
響くというこの石は、
松江城へ運び込もうとしても
途中で重くなり、
1000人がかりでも
大橋から先へ運べなかったことから、
一定の距離以上は
動かすことができない石と
いわれています。



松江大橋へのアクセス

松江駅からバスで約5分 徒歩13分

2・3・6番のりばから
松江大橋経由便に乗車
大橋南詰 下車 160円

松江城からバスで約5分 徒歩11分

県民会館前バス停から
松江大橋経由便に乗車
大橋北詰 下車 160円



松江大橋から出発