松江の宍道湖北部にある
住宅団地「朝日ヶ丘住宅団地」。
この住宅団地を造成中に、
多くの古墳が発見されました。
残念ながら団地造成のために、
ほとんどの古墳は
壊されてしまいました。
そこで古墳を移築復元し、
パネルや模型などの
野外展示を設置して、
この地域の古代史を
広く知ってもらうために
整備されたのが、
この「古墳の丘古曽志公園」です。
古曽志大谷１号墳
この公園で一番大きい2段築成の古墳です。
出雲地方に多いとされる
「前方後方墳」で、
頂上や側面に、
人頭大の葺石（ふきいし）が
張り付けられており、
段上や頂上部に
たくさんの円筒埴輪が
並べられていたことから、
この地域（古江・秋鹿地域）の
王様のお墓ではないかと
言われています。
この古墳の頂上に登ると
朝日山や宍道湖、
周辺の田畑などの
湖北地域の美しい景色が見渡せます。
地球46億年をわたる橋
駐車場のそばには、
東側の古墳群があるエリアを結ぶ
「地球46億年をわたる橋」が
架けられています。
この橋の長さはちょうど46m。
床にはビッグバンから
人類誕生までの歴史が
イラストや模型で解説されており、
橋を渡りながら、
地球の歴史を学ぶことができます。
古曽志大塚１号墳
「地球46億年をわたる橋」を
渡った先にある
約1600年前に作られた円墳で、
円墳としては県内で
トップクラスの大きさを誇ります。
こちらの古墳も規模が
大きいことから、
この地域の首長の墓
だったのではないかと
考えられています。
この辺りの古墳は
復元されたものではなく、
当時のままの本物の古墳です。
歴史好きの方は、
この公園を散策してみては
いかがでしょうか。
施設情報
年中無休
時間
9:00～17:30
入園料
無料
古墳の丘古曽志公園 公式サイト
古墳の丘古曽志公園へのアクセス
松江しんじ湖温泉駅から
電車で8分
朝日ヶ丘駅 下車
250円
徒歩6分
バスで約20分
1番バスのりばから
授産センター行きに乗車
※7:26発と8:21発の便は、
古曽志公園入口を経由しません。
古曽志公園入口 下車
340円
松江イングリッシュガーデンから
車で5分 1.7km
古墳の丘古曽志公園から出発