興雲閣

松江城山内にある興雲閣
(こううんかく)は、
松江市が明治36年(1903年)に
松江市工芸品陳列所として建てられた、
県内に残る数少ない明治建築の洋館です。

当初は、明治天皇の山陰巡幸の際の
行在所に充てるために建設されましたが、
日露戦争勃発により明治天皇の行幸は
実現しませんでした。

明治40年(1907年)に皇太子嘉仁親王
(のちの大正天皇)が行啓し、
ご宿泊所として使用されました。

木造2階建てのこの建物は、
装飾・彫刻を多く用いた華麗な 造りで、
明治期の擬洋風建設の
特徴をよく表しています。
玄関は車寄せ(ポーチ)になっています。

1階は誰でも無料で入館できます。
展示室やカフェがあります。


 

2階大広間は有料で貸切使用できます。

最大収容人員…150人
基本料金…1時間あたり2,182円(税込)
利用状況により割増料が加算されます。
※大広間貸切使用中は
観覧できない場合があります。


また、天気のいい日には、
2階のベランダが解放されており、
ここから松江の町並みを
眺めることができます。


亀田山喫茶室

興雲閣の入口のそばにある
喫茶店「亀田山喫茶室」。

「亀田山」とは、この興雲閣がある
松江城山の別名です。

興雲閣と同じく、明治時代の
レトロな雰囲気の店内では、
独自にブレンドした
「亀田山ブレンドコーヒー」や、
アイリッシュウィスキーが入った
小泉八雲の故郷・アイルランドの
名物コーヒー「アイリッシュコーヒー」
島根県の特産品である
隠岐の島産の「くろもじ茶」
などのドリンクと、
大人気のモーニングメニュー
「フレンチトースト」や
「チーズトースト」、
「ビーフカレー」や
「ナポリタン」などの
喫茶店の定番料理、
そして、「チョコレートパフェ」や
「日替わりケーキ」などの
スイーツを味わうことができます。

スイーツの中で一番のおすすめは、
「濃茶のアフォガート」。


大名茶人であり、
松江藩松平家七代藩主を務めた
「松平治郷」(不昧公)によって
広まった「茶の湯文化」が残る街、
松江ならではのアフォガートです。

「亀田山」にちなみ、「親亀」を
イメージした濃厚なミルクの
バニラアイスクリームを、
石臼で挽いた抹茶を使った
濃茶をかけていただきます。

ひんやり甘いバニラアイスと
抹茶のほろ苦さの
バランスが最高です。


こちらはおやつの定番
「ショートケーキ」。

トッピングや
スポンジの中のフルーツは、
季節に合わせた地元産の
旬のフルーツを使用しています。

甘さ控えめのふわふわな
生クリームがとても美味しいです。
コーヒーや紅茶と共に、
至福の時間をお楽しみください。

松江城を観光される際はぜひ、
お立ち寄りください。

施設情報

【興雲閣】

休館日
年中無休

開館時間

4月1日~9月30日
8:30~18:30
(最終入館時刻は18:15)

10月1日~3月31日
8:30~17:00
(最終入館時刻は16:45)

入館無料

【亀田山喫茶室】

営業時間

平日 9:00~16:00
土日祝日 9:00~17:00
(ラストオーダー 16:30)

モーニング 9:00~10:30
軽食 11:00~

定休日
水曜日
(年末年始・お盆・祝日の場合は営業します。)

亀田山喫茶室 Instagram


 

興雲閣 公式サイト